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キャリこれ

自分のカラーで「自分らしさ」を表現する。名刺ワークショップレポート

調査研究

活動

2020.10.29

私たち日本マンパワーは、2019年に自分たちのミッション・ビジョンである「私たちの想い」を策定しました。
この思いは、社内公募で手を挙げた有志の社員がプロジェクトチームとなって半年間に渡って、全社員を対象にした個別インタビューを実施。その後にも対話を重ねて紡いだものでした。全体の設計やファシリテーションは、社員全員が当事者になることを願って、外部の専門家に中立的な立場でサポートを依頼しました。
そして、この私たちの想いを、一人ひとりの社員が自分ごと化する場を創りました。
その象徴的な場が「名刺ワークショップ」です。

名刺ワークショップとは

名刺ワークショップは、一人ひとりの社員が12種類の色から『自分らしい色』を考えて、選ぶ。それが新しくデザインされた会社の名刺に反映されるものです。この名刺をつかって、実際にお客様やパートナーとコミュニケーションを取ることで、社員一人ひとりが自分らしさの理解を深めたり、私たちの想いを自分ごとにして発信していく願いを込めました。
<色は全12種類。それぞれの色に個性がある。>
2020年1月下旬に、全社員が本社に一堂にあつまって半日間のワークショップを受講しました。当日は取締役の田中と楠木がワークショップへの想いを語るところからスタート。それからデザインの専門家から色の持つ意味を解説してもらったり、ファシリテータの進行で自分の強みや価値観を理解するツールを使ったワークに取り組みました。私たちはキャリア支援会社の社員として、自己理解のためのワークや対話には慣れていますが、「自分らしさ=色」のコンセプトは初めての経験でした。色にまつわるワークやお互いにフィードバックし合い、最終的に自分らしい色を選択するプログラムは、どの場もとても盛り上がりました。当社の社員が実際の選んだ色の理由についてコメントを紹介します。
「大好きな瀬戸内海をイメージして、ターコイズを選びました。荒波のない瀬戸内海では、浜辺で本当にのんびり過ごせます。自分も、瀬戸内海のように穏やかで心安らげる存在でありたいといつも思っています。」
「様々な色が混ざりあい光で見え方が違う「ゴールド」を選びました。ゴールドの色にふさわしく、深みのある人間として、自ら輝きを放つ存在になりたい、組織の中で唯一無二の存在でありたいと思っています。」
なお、日本マンパワー社員全体が選んだ色を集計するとこのように分布されます。コーポレートカラーはブルーですが、多様な色で彩られていることがわかります。同じ色の社員が集まったらどのような対話になるのか、色の組合せはチームのパフォーマンスに影響するのか、想像が膨らみます。

キーワード コロナ禍の名刺納品・・・バーチャル背景への進化

名刺ワークショップで選んだ色がデザインされた新しい名刺は2020年4月中旬に納品されました。そう、緊急事態宣言の真っ只中です。弊社の事業は、対面型の集合研修やカウンセリングが中心であり、営業活動も企業に訪問するスタイルであったため、新しくデザインした名刺を使用する機会にはなかなか恵まれませんでした。
<私たちの想いをデザインした名刺>
その代わりに重宝したのが「バーチャル背景」です。
当時オンラインコミュニケーションの機会が爆発的に増えていたので、オンラインツールのZoomやTEAMSで利用できるバーチャル背景を用意しました。この背景はインパクトがあったようで、お客様やパートナーとのアイスブレイクになったり、「自分らしい色」という話題から「はたらくに自分らしさ」のコンセプトをお話しする機会が増えたようです。特に日本マンパワーの社員が2名以上で参加し、異なる色でデザインされたバーチャル背景を使った場では、画面がカラフルになるため、お客さまやパートナーさんもとても興味を持っていただきやすかったです。
<12色をベースに、自分の色でデザインされたバーチャル背景>
この「名刺ワークショップ」は、日本マンパワーの社員一人ひとりが自分らしさを考えて、社外の皆さまと対話する場になりました。これからも「自分らしさ」という奥が深く、幅が広い問いをテーマに新しいことにチャレンジしていきたいとおもいます。