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株式会社Criacao(クリアソン)丸山氏との対談~スポーツの価値を通じて、真の豊かさを創造し続ける存在でありたい~

インタビュー

対談

2021.1.26

今、注目を集めるトップアスリート研修。厳しい競争環境にさらされ、多様な価値観の中で成果を求められるトップアスリートの思考や行動習慣は多くのビジネスパーソンにとっても価値が高く、多くの企業で導入が進んでいます。
このトップアスリート研修は株式会社Criacao(クリアソン)と日本マンパワーが2018年から本格的に企業研修としてスタートしたものです。今回のインタビューは、株式会社Criacao(クリアソン)の創業者である丸山氏をゲストにお招きし、創業の経緯、思い描くビジョンについてお話を伺いました。
株式会社Criacao 代表取締役社長CEO 丸山 和大氏のご紹介

株式会社Criacao 代表取締役社長CEO 丸山 和大氏のご紹介
1999年 – 2002年:桐蔭学園高校ではサッカー部に所属し、全国大会出場。その後、伊藤忠商事株式会社入社、食品流通部門にてメーカー/卸/小売業との新規事業開発、商品開発、販売/マーケティングエージェント事業に従事。2013年4月 株式会社Criacao創業、代表取締役社長CEO就任。サッカーの原理原則を通じて世の中に感動を創造し続けたいと心から思い、株式会社Criacaoを創業。
「スポーツの価値を通じて、真の豊かさを創造し続ける存在でありたい」をミッションに掲げ、多方面で活躍中
ブログ https://note.mu/criacaomaru
インタビュアー:株式会社日本マンパワー マーケティング部 部長 金子 浩
編集:株式会社日本マンパワー マーケティング部 和泉 浩宣

【スポーツの価値をもっと世の中に広めたい】

金子:御社のビジョン「スポーツの価値を通じて、様々な世界を繋げ、誰もが豊かさの体現者となれる世界に」にはとても共感します。これはどのような経験や発想から生まれたのでしょうか?
丸山さん:私はサッカーを通じて大切なことを教えてもらいました。チーム(組織)で勝利し感動を手にするため(目的の達成)に、メンバー(組織員)にポジション(役割)が与えられ、頭を使い、コミュニケーションをとりながら、対戦相手(競合企業)や天気・ピッチコンディション(環境)の変化に対応しながら、判断・行動・修正をしていく。まさにサッカーとはビジネス、サッカーとは教育だと思っています。そこには変わらない普遍の価値が詰まっています。
私は、スポーツの普遍的価値をもっと世の中に広めたいと考えていました。しかし、残念ながらプロのサッカー選手としてその価値を表現するという機会には恵まれませんでした。このコンプレックスを抱えたまま、商社に入社してからもずっと何かの形でスポーツ界に貢献できないだろうかと考えていました。
スポーツ界にも多くの課題があります。例えばプロアスリートのセカンドキャリアの問題、またはクラブ経営がビジネス的に成り立ちにくいという課題、ビジネスの世界から見つめることで見えるものがあり、解決策の仮説を常に考えていました。商社でのビジネス経験も役に立ち、サッカーというコンテンツをどう世の中に価値提供するか、どうすればもっとスポーツの価値を世の中に広められるかを考え続けました。そして、株式会社 Criacaoを創業し、色々なアスリートと意見交換する中で、その仮説と解決策に確信を持てるようになっていきました。

【スポーツの力で社会を豊かに】

金子:株式会社Criacaoの事業概要を教えてください。
丸山さん:一つ目の事業の柱は、サッカークラブ(関東サッカーリーグ1部所属)の運営です。サッカーを通じて感動を創造し続ける存在でありたいという理念のもと、新宿区と包括連携協定を結び、新宿を起点に世界No.1 のサッカークラブを目指しています。
二つ目の事業の柱は、アスリート事業部です。スポーツを教育的アプローチに活かしたいとの思いから、トップアスリートの経験を言語化し社会人向けの研修として展開しています。他には、ブラインドサッカーの体験を通じて、コミュニケーションやチームビルディング、ダイバーシティ理解を促進する研修プログラムの提供、他には学校でのキャリア教育、さらには、幼児向けの様々なスポーツ体験を通じた幼児教育事業(初めて触れるスポーツ)なども手掛けています。
三つ目の事業の柱は、キャリア事業です。大学体育会学生(新卒)や体育会を卒業した第二新卒やプロアスリート(中途)などのキャリア形成支援を行っています。スポーツを通じて学んだことを次のステージで活かし、世の中に活躍する人材を輩出します。

【アスリートの価値をビジネスの現場で活かす】

金子:当社とは、主に社会人向けのアスリート事業でタイアップさせていただいていますが、丸山さんからみたアスリート事業とは?
丸山さん:アスリートが培ってきた経験を研修などの形で社会に還元できるとても大切な事業です。アスリートは自身の課題を解決することには長けていても、実は他者の課題を解決するという経験が不足している人もいます。そこに弊社が介在し自分の経験を他者の課題解決に繋げ、企業研修などの事業に展開していきます。他者視点を持つという観点からも、例えばキャプテンとして、又は自身がリーダーシップを発揮して、チームや自分ではない誰かの課題解決をした経験を重視しています。
日本マンパワーさんには、長年の人材育成事業で得られた経験から、顧客の人や組織の課題解決をするにはどうすればいいのかという視点で、コンテンツの開発やプログラムの設計、顧客への言語化などをサポートいただいています。そして、何よりスポーツの価値に興味を持ち、リスペクトしてくださる点が、私たちにとってとてもありがたい存在です。
<研修風景>
<研修レポート>
元ラグビー日本代表主将から学ぶ 逆境やキャリアの転換期との向き合い方(前編)
https://future-career-labo.com/2020/11/19/ogata02/
元ラグビー日本代表主将から学ぶ 逆境やキャリアの転換期との向き合い方(後編)
https://future-career-labo.com/2020/11/26/ogata03/

【ありたい姿を一緒に目指すパートナーとして】

金子:クラブのパートナーとしてもお声がけをいただきありがとうございます。
丸山さん:御社が掲げる「はたらくに自分らしさを、誰もが夢中になれる社会を」に我々も強く共感しています。自分らしさや、自分が大切にしている価値観、そして、自分の人生を生きている感覚は、社会全体が豊かになるためには不可欠なことだと考えています。
だからこそ、アスリート事業でのタイアップだけでなく、クリアソン新宿のサッカークラブとしても、是非、一緒にありたい姿を目指すパートナーになりたいと考えるようになりました。
一般的な、サッカークラブと広告スポンサーの関係ではなく、お互いがビジネスで成長できる新しいパートナーシップを築いていける。これは新しいサッカークラブのパートナーシップモデルとなると信じています。
金子:事業を通じて、お互いが成長できるパートナーシップという関係性は非常に楽しく、やりがいを感じます。コロナ禍において、リアルが主体だった研修から、オンライン研修の開発がスムーズにすすんだのも、こうした対等な関係性の賜物だと感じています。お互いが高め合えるパートナーとして、世の中や社会に新たな価値を提供しつづけていきましょう。
株式会社Criacao(クリアソン)
2013年4月【スポーツの価値を通じて、真の豊かさを創造し続ける存在でありたい。】という理念の下、創業。『Criacao Shinjuku』というサッカークラブ運営をハブに、大学体育会のキャリア支援、ブラインドサッカー協会との提携、企業研修実施など様々な事業を展開するスポーツ総合商社。『勝ち負けだけではない価値』を追求しているビジネスパーソン・アスリートと共に、真の豊かさを想像し続ける存在を目指しております。
https://criacao.co.jp/
株式会社日本マンパワー
1967年設立。長年の実績やノウハウによりキャリア開発、人材開発分野の総合サービスを提供しています。
創業50年を節目に新たなミッションビジョンを策定。キャリア支援の価値を探究することにチャレンジし続けることで、『「はたらく」に自分らしさを 誰もが夢中になれる社会』を実現する存在を目指しております。
https://www.nipponmanpower.co.jp/cp/