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キャリこれ

日本マンパワー新藤啓二「新たなことに挑戦の日々。生涯現役で次世代への道しるべを創る」

インタビュー

社員

2021.8.24

①現在のお仕事内容を教えてください!

現在はキャリア支援を中心とした法人営業を担当しています。今は主に、従来から実施していた研修を一気にキャリア研修に変えていくような、体系立てた提案活動を行っています。このような提案には、信頼関係が最も重要です。先方のご担当者が交代してしまうと案件の継続が難しくなることもありますが、そこをどう繋いでいくか、というのは営業の腕の見せ所でしょう。
私は生命保険会社さんを多く担当していまして、中には10年以上のお付き合いがある会社さんもあります。生保業界では定年延長をされるところも増えてきたので、そういった背景や組織風土を考慮しながらのご提案をしています。
最近、個人的に力を入れているのは内製化支援です。人事担当者の方々にCDAの資格を取得いただいて、お客様の社内でキャリアカウンセリングや年代別のキャリア研修を実施いただいたり、各種制度を整備してキャリア支援施策を会社に浸透させていくようなお手伝いです。ゆくゆくは、担当しているお客様が、グッドキャリアアワード(※)を受賞されたら嬉しいですね。
※厚生労働省が実施する「従業員の自律的なキャリア形成支援について他の模範となる取組」を行っている企業等を表彰する取組み
研修やキャリア支援の領域だけではなくて、マネジメントそのものに精通していかないと、お客様とのお付き合いは長続きしません。研修を導入いただいても、その会社さんが潤わないと意味がない。ゴーイングコンサーンという言葉がありますが、お客様の会社が継続して発展していくために、われわれはどんな提案ができるかを常に考えなくてはいけません。そういった視点を持つことはとても重要だと思います。

②当社への入社のきっかけは?

大学卒業後、最初に入社したのは広告代理店でした。大学でマーケティングを専攻していたので、もともとはマスコミ志望でキー局となるテレビ局は全部受けたんです。企画をやりたくてね。でもその頃は就職戦線が厳しかったこともあり、結局は広告代理店に入社したのですが、当時はプロモーションのためにいろいろな撮影に行き、担当先のクライアントには毎日のように通っていました。1日に何度も顔を出すんですよ。当時はメールや携帯もなかったので営業スタイルが全く違いましたね。
ただ、一生懸命企画・プレゼンして採用された商品企画を、諸般の事情から他の広告代理店に譲らなくてはいけなくなってしまうこともありました。そんなことから、続けるのは難しいかなと感じていた矢先に、日本マンパワーが中小企業診断士の企画担当を募集しているのを見つけまして、面白そうだったので転職しました。
転職後は、中小企業診断士の通信講座テキストを作る企画制作と、学校事業の運営を並行して担当していました。当時の日本マンパワーといえば中小企業診断士の受験対策で圧倒的な合格者輩出率を誇っていました。今ではもう扱っていませんが社会保険労務士講座や宅建主任者(現在の宅地建物取引士)や行政書士講座も展開していました。仕事は忙しくて、残業時間がすごかった。夜の11時前に帰宅することはほとんどありませんでした。また、土日も、講座運営のために出社することがよくありました。今同じように働いたら、働き方改革関連法の違反になってしまいますね。

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途中、学校事業の立て直しに関西へ転勤していたこともあります。赤字だからこそ面白いかなと思って行ったら、やっぱり面白かった。営業パーソンと一緒に診断士や宅建のコースの企画提案をするため、西日本の金融機関はほとんど回りました。そうやって各地のお客様先へ訪問していたことは、今の営業の仕事にも繋がっている原点だと思います。社内でじっくり企画を考えることも好きですが、一方では外に出て活動することも好きだと実感したので。
そして、各資格の試験制度変更等も影響し、学校事業をキャリアコンサルタント養成、中小企業診断士養成に特化していく流れの中で法人営業部門に異動、今に至ります。

③新藤さんにとっての「自分らしさ」とは?

いろいろな新しいことにチャレンジして、臨機応変に対応してこられたことかな。この会社ではずいぶんいろいろな経験をさせてもらったので。また、スキル面で考えると「分析する」とか「企画する」、「提案する」といったことも好きで、自分らしさに結び付いていると感じています。特に分析することは好きですね。
以前、あるお客様先で職員向けの社内資格制度を運営するため、テキスト作成と試験実施、成績や進捗状況の管理を担っていたことがありました。対象者が10万人以上いましたので、誰が何級まで取得したのか、Accessを使って膨大なデータ管理をしなくてはいけなくなって。Accessなんか使えないよ、と最初は思っていたのですが、なんだかんだで使いこなして、Excelで関数やVBAを組んだりしながら分析管理や日々のメンテナンスを行っていました。今やれと言われてもできませんが、そんなふうにITリテラシーが高かったことがあるのですよ(笑) 我ながらすごかったなあって思います。
分析することに興味を持ったのは、父親の影響があるかもしれません。父が鉄道の自動制御に携わっていて、物理学会にいたんです。子供の頃はそんな父親から物理学や数学をいつも教わっていました。物理学は難しいので嫌いでしたが、解析や統計分析に興味を持てたのは、父から話を聞く中で比較的なじめて、自分でも多少理解できたことだったからなのかな。
今ではITの進展によりスマホを使って簡単に統計分析ができるようなDX時代なので、会社としても自分としてもさらにいろいろなことをやらないといけないんだろうな、と思います。なにか新しい仕組みのようなことを考えることは非常に重要ですし、自分でも比較的好きですね。

④新藤さんの名刺の色はグリーンなんですね。この色を選んだ理由を教えてください。

昔からグリーンが好きだったんです。手持ちの服や身の回りのものも、なぜかグリーン系が多いんですよ。会社にはなかなか着てこられませんが。
どうしてグリーンが好きなのかというと、自然環境、草木とか、そういうものに惹かれるからです。グリーンって生命力や草花の息吹を感じるでしょう。自宅の周りも自然が多くて、四季を感じられるようなすごく良いところなんですよ。在宅勤務をしていると、最高だなあと思いますね。プライベートではそんな自然豊かな環境で、自転車に乗ったり、同年代の仲間と一緒にランニングをしたりしています。
仲間がいるのはいいものですね。会社以外にそういう場があるといい。今は時節柄なかなかできないけれど、走った後の飲み会も楽しい(笑)。マラソン大会にも出ています。50代の部で、10kmを1時間くらいで走ります。コロナ禍になってからも密にならないようにして、みんなで走るようにしています。健康に気を付ける意味合いでもね。

⑤充実した日々が伺えますね。プライベートでは、その他にどのような過ごし方をされていますか?

少し仕事がらみになってしまいますが、プライベートでもキャリアコンサルティングの勉強をしています。コロナ禍になる前は月に一度定期的にCDAの勉強会に出向いていました。
あとは、語学力を身に着けたい。一昨年、ある会社さんのお仕事で、研修のテキストを自力ですべて英語に翻訳したことがあり、語学に改めて興味を持ちました。外資系のお客様とのお取引にも役立ちそうですしね。大学などで開いている英語のオープン講座に通いたいところですが、コロナ禍になってから二の足を踏んでしまって、まだ申し込めていないんです。せっかくだったら対面で受けたい、でも集まるのも気が引けるなあと思ってしまって。いずれにしても、ゆくゆくは挑戦していきたいですね。