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キャリこれ

日本マンパワー 梅田充教「ドライブの源は地元愛!広島発、お客様と生み出す新たな価値」

インタビュー

社員

2022.3.18

①現在のお仕事内容を教えてください。

人材開発第二営業部の中四国支社にて、営業職として中国・四国エリアの企業様を中心に、キャリア開発支援を始めとする人材教育のお手伝いを行っています。
人材教育には明確な正解がないところが面白いです。顧客が10社いらっしゃれば10通りの正解がありますので、目の前のお客様にジャストな解決策をお客様と一緒に考えていく過程に喜びを見出しています。
●最近、印象に残っているお仕事はありましたか?
某金融機関様で実施したオンラインでのキャリア開発研修です。もともと対面形式で実施予定だったのですが、研修当日まであと1週間になったタイミングで、急遽オンライン形式に切り替えざるを得なくなったのです。準備時間が足りず大ピンチでしたが、本社の企画スタッフがあらゆる面でサポートをしてくれたおかげで開催にこぎつけ、講師も3日間にわたる研修の中で、お客様からのアイデアに応じて講義を毎日ブラッシュアップしてくださり、無事に完走することができました。企画スタッフ、講師、お客様と共にひとつの「チーム」になれたことが、印象に深く残っています。
オンライン研修ももちろんのこと、オンラインでのコミュニケーションが世間一般に浸透してきたことは、私たち支社にとって大きなチャンスだと捉えています。コロナ禍前は本社と支社のメンバーが交流する機会は非常に限られていたのですが、オンライン会議ツールの導入で、その頻度は各段に増えました。オンライン会議で本社から東京発の最新情報をリアルタイムで共有してもらい、中四国エリアのお客様へすぐにお届けできる。本社にいる企画スタッフに、オンライン商談であれば気兼ねなく同席を依頼できる。お客様へのアプローチの選択肢が増えたのは、本当にありがたいことです。
一方で、対面でコミュニケーションを取ることの良さも間違いなくあります。お客様との日頃の信頼関係構築には、やはり直接お会いして仔細な点をすり合わせることも欠かせません。デジタルとアナログの両方をうまく使い分けながら、ニューノーマルな営業スタイルを今後も模索していきたいところです。

②当社への入社のきっかけは?

就職活動をしていた時、いつかは独立したい、という漠然とした目標を持っていました。人材業界の会社であれば、働くなかで独立に必要な経営知識を身に着けて人脈もつくれるのでは、と考えていたところ、縁があって当社の広島支社(現在の中四国支社)へ就職することになりました。
東京の大学に通っていたので、もともとは都内で就職するつもりだったんです。しかし、就職活動中に乗った朝の通勤電車での光景があまりに衝撃的で……。乗客たちが皆、どんよりとした表情で生気を失っている。足を踏まれたとか踏んでいないとかで小競り合いが起きている。東京で働くとこんな風になってしまうのか、と就職活動がうまくいっていない私にはとてもショッキングなできごとでした。そのようなこともあり、生まれ育った地元の広島で働くことを決意しました。
広島での仕事では、地元の身近な企業様を支援できる喜びがありました。自分を育ててくれた広島や中国地方への恩返しができているようで、大きなやりがいを感じていたのです。そんな矢先に、東京本社への転勤が決まりました。
突然の辞令でしたので大変驚きましたが、東京では本当に貴重な経験を積むことができました。営業担当先には誰もが知っているような大手企業様が多く、案件の規模感も大きいので鍛えられました。就職活動時に東京から広島へ逃げ帰ってきてしまったような感覚をずっと持っていたので、そのリベンジが果たせたかなとも思っています。
一方で、地元広島へ帰る余裕があまりなくなってしまい、また、30代を目前として別の会社で挑戦してみたい、という気持ちもふつふつと湧いてきました。そして、意を決して日本マンパワーを退職することにしたのです。
●梅田さんは、転職後に再度カムバックで日本マンパワーへ入社されているんですよね。
はい。転職して一度外に出てみたことで、日本マンパワーで自分がこれまで行ってきた営業活動の良かった点と改善点に気づけましたし、これまでよりもさらに幅広い地域で営業活動をしたことで知見も深まり、良い経験が得られたと思います。
そんな中、当社への再入社を決めたのは、現在の支社長とずっと連絡を取り続けていたことがきっかけです。転職してから数年後、自分の強みをどうしても活かしきれない業務に従事してしまい苦しい思いをしていた時に、支社長から「ちょうど求人を出しているから、戻ってきてくれないか」と声をかけてもらったんです。
東京の市場や他社を一通り経験してから、社会人として一番初めに働いた会社と土地に戻るというのは、なんとも不思議でした。最初の入社当時に担当していたお客様を改めて担当させていただくこともあったのですが、あたかも当時の自分と向き合いながら仕事をしているような感覚があり、新鮮で楽しかったです。
現在は「お取引先側の人間になる」ことを意識して営業活動に取り組んでいます。当社のことはさておき、とにかくお取引先の立場にたち、お客様と一緒になって課題解決に勤しむ。すると、結果的に当社のためにもなっている。お客様にも社内のメンバーにも恵まれているからこそできていることなので、かかわりのある皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

③梅田さんにとっての「自分らしさ」とは?

自分らしさをなにかに例えるならば、「潤滑油」と表現するのがしっくりきます。中学生の頃から部活動での調整役を担っていましたし、社会人になってからは、周りのメンバーをつなぐ役割に自然とついていました。現在も、社内のメンバーはもちろん、お客様と当社や、お客様同士を日々つないでいます。人と人の仲介役になれるのは自分の強みであると認識しているので、自ら積極的に役を買って出ることもあります。
「“当たり前”の反対は“有り難い”」という言葉を大事にしているんです。東京本社のメンバーから教えてもらった言葉でして、当たり前だと思っていることは実は有ることが難しい、だからこそ「ありがとう」というんだよ、という意味なのですが……私たちの身近にも、「ありがたい」ものがあります。なんだと思いますか?それは、挨拶です。顔なじみの相手に対してはついおざなりになってしまいがちなものですが、私は、誰に対しても、特にお客様への訪問時の最初と最後の挨拶は気持ちを込めてしっかり行うことを心がけています。
大学時代にドイツ留学をした時、英語もドイツ語もうまく話せない状態で渡航したのですが、毎日の挨拶を元気にしていたおかげで、現地の方に溶け込むことができたのです。挨拶、お礼、お詫びの言葉さえ話せれば、どこでだってやっていける!と実感したのを覚えています。
挨拶をすることで、自分の存在を相手に知ってもらえるし、受け入れてもらいやすくなります。この姿勢こそが、「潤滑油」な自分でいるための大きなカギになっていると考えています。
中四国支社では、メンバーに対して毎日の挨拶はもちろん欠かしません!メンバーとは、経営理念やNMP WAY、当社のミッション・ビジョンである「私たちの想い」について、よく対話をしています。「自分らしさとは何か」といった話もしますよ。支社という小さな規模だからこそできるコミュニケーションなのかもしれませんが、日々の会話を通して組織の理念や想い、自分の強みを意識できるのは、本当にありがたいことだと思っています。

④梅田さんの名刺の色はオレンジ色ですね。この色を選んだ理由を教えてください。

オレンジ色は、普段まったく選ばない色なんです。色としては緑や青、赤が好きなのですが、せっかくなので日頃身に着けない色にチャレンジしてみようと思ったのと、オレンジ色の意味として「社交性」というキーワードがあり、自分らしいなと感じたのが選んだ理由です。
名刺の色を選ぶ社内ワークショップでは、ピンクが似合うという意見を多数もらっていたのですが、ピンクはさすがに抵抗感があって選べませんでした(笑)。

⑤最近、プライベートで凝っていることはありますか?

最近は、子供の野球の練習に付き添うのが大きな楽しみになっています。子供の成長を見ることは親として単純に嬉しいですし、ボール拾いやキャッチボールを手伝うと自分自身の運動にもなる。半日立っているだけでクタクタです(笑)。なによりも、練習中の子供たちへ勇気づけできるような声がけをすることは社会人教育に通じるものがあり、たいへん勉強になっています。一石二鳥ならぬ三鳥です。どんな言葉をかければ、選手たちが全力を出してプレーできるようになるのか、というのは仕事においても重要な視点だと思います。練習後には、家族で食事を囲みながら野球の話で盛り上がることもできるので、一石四鳥と呼んでもいいかもしれませんね。

⑥今後のビジョンや目標があれば、ぜひ教えてください!

広島を中心とした生き方、キャリアを歩むこと。それは広島から一歩も出ないということではありません。広島から新たな物事を発信していきたいのです。
その一方で、家族とは「ゆくゆくはハワイに移住したいね」「実現するためにはどうしていくか?」なんて会話で盛り上がってもいます(笑)。冗談半分ではありますが、もっとオンライン化が進んだら、ハワイから当社の仕事をすることも夢ではないかもしれません。
●中四国支社からは、新規性に富んだ面白い研修の引き合いが多くありますよね。
いけばな研修や、トップアスリート研修などですね。中四国支社から新しい研修プログラムをスタートできることは、すなわち中四国支社の価値向上につながりますので、とてもありがたいと感じています。
東京本社で働いていたので、新しいものが東京発信で動いていく感覚はよくわかっています。だからこそ、支社からも発信したい!という負けん気があるんです。NMP WAYのひとつに「率先垂範」があるように、チャレンジングな案件に果敢に取り組み、本社メンバーに対して良い意味で影響を与えられたら嬉しいですね。
日々の営業活動を通して、広島の地元企業へ引き続き恩返しをしていきたい。自分にとって、中四国エリアのお客様とのお仕事は「働いている」というよりも「地域支援の一環」なんです。地元企業へ貢献できることは、何物にも代えがたい大きなやりがいがあります。この意識を大事にしながら、仕事でもプライベートでも、広島を中心に歩んでまいります!