日本マンパワー 木下幸代「チーム一丸で叶えたい、“働く大人を元気にする”!」
インタビュー
社員
2021.12.21
①現在のお仕事内容を教えてください!
ソリューション企画部で、研修事業にかかわるサービスに携わっています。具体的には研修や教育コンテンツの企画・開発です。お客様のニーズや時流をくみ取って研修内容を企画提案したり、新規の研修プログラムやツールを開発したりしています。また、企画開発2課のマネジメントも担当しています。
②当社への入社のきっかけは?
大学で初等教育を専攻していたことから、学校関係の仕事に就きたいと思っていたのですが、父親の一言がきっかけで、当社の面接を受けることにしました。私の父は日本マンパワーの中小企業診断士の講座に通っていたことがあり、当社の大ファンだったので「日本マンパワーという素晴らしい会社があるんだ!」と熱く語ってくれたんです。父とはとても仲が良かったので、父親が勧めるなら間違いないだろう、という確信だけで面接を受けたのですが、運よく内定をもらえたのでそのまま入社しました(笑)。
〇インパクトのあるきっかけですね(笑)。入社後は、どのようなキャリアを歩まれましたか?
最初は通信教育の販促企画を行う課に配属され、後に営業事務の部署に移りました。実はそこで配置転換希望を出して、もう一度、販促企画の部署に戻っています。
最初の部署では、自分の仕事を会社全体の一部としてしか見ていなかったのですが、営業事務の仕事を経験することで全体像と仕事の流れが見えて「前の部署ではもっとこんなことができたのでは」とアイデアがたくさん浮かんできたんです。居ても立っても居られずに上司に申し出をし、異動を果たしました。社内でできることの多さに気づき、この会社でいろいろチャレンジしてみよう、と思ったきっかけにもなりました。
最初の部署では、自分の仕事を会社全体の一部としてしか見ていなかったのですが、営業事務の仕事を経験することで全体像と仕事の流れが見えて「前の部署ではもっとこんなことができたのでは」とアイデアがたくさん浮かんできたんです。居ても立っても居られずに上司に申し出をし、異動を果たしました。社内でできることの多さに気づき、この会社でいろいろチャレンジしてみよう、と思ったきっかけにもなりました。
実際、会社の大先輩数名に、日本マンパワーで働き続けている理由を聞いたことがあるのですが、「この会社はやりたいことをやらせてくれる会社だ」と全員が口を揃えて言っていたので、私が感じたことはあながち間違っていなかったと思いました。
実は、その頃はまだ正式な自己申告制度はなかったのですが(※現在は制度として運用中)、仮に制度がなかったとしても、自ら働きかけて上司の理解が得られれば、会社は意外と動いてくれるものだと実感しました。上司からの理解はとても大きいもの。自分が上司になる日が来たら、こんな上司になりたい、と強く思いました。
〇いろいろと新しいことに取り組まれてきたと思いますが、特に印象に残っていることはありますか?
育児休業後に復帰した研修関係の部署で、業務改善をしたことです。それまで育休復帰者がいなかった部署で、引き継いだ仕事も残業が前提の量だったため、時短勤務の私には過酷でした。周囲のメンバーは快くサポートをしてくれましたが、自分の仕事を押し付けているように感じて申し訳なく、一時期はとてもつらかったです。
そこで、最も時間がかかる作業は何なのか突き止めて、時短勤務の人でもできる仕事に改善しました。費用はそれなりにかかりましたが、会社は受け入れてくれました。仕事が変わる、担当している人が変わるのは大事なことだと実感し、両立の苦労はありましたが、仕事のやりがいを持てるようになりました。目の前に課題があるのならば、改善のためのアイデアを提案し続けることは、今でもずっと意識していますね。
③木下さんにとっての「自分らしさ」とは?
自分らしさとは、自分から主張するものではなく、周囲の人が私をどう見ているか、ということかもしれません。周囲からポジティブな反応があるものは、自分らしさだと思いたい。そういう意味で、私にとっての自分らしさは「持ち前の明るさ」です。私が人の役に立てている時は「持ち前の明るさ」を発揮できている時だと思うので。
「持ち前の明るさ」ってなんだか子供みたいですが、自分の原点に立ち返っている言葉なんです。原点を忘れてしまうようなできごとがここ数年いくつかあったので、もう失わないように、と自分で意識しています。
「持ち前の明るさ」ってなんだか子供みたいですが、自分の原点に立ち返っている言葉なんです。原点を忘れてしまうようなできごとがここ数年いくつかあったので、もう失わないように、と自分で意識しています。
〇「明るさ」を忘れてしまうようなできごとがあったんですね。
3年前にマネージャーになった頃、多くの人から「なんだか木下さんらしくない」「変わっちゃったね」と声をかけられました。
自分でもそう感じていましたが周囲からそう言われると、ますますどう思われているのかが気になって仕方がないし、マネージャーとしてどう振る舞えばいいのかもわからなくなって持ち前の明るさなんか出そうとしても出せず、苦しかったです。
でもそれは、私が乗り越えなければいけない壁だったんだと思います。新しいことに取り組む時には、楽しいことだけではなく、時には苦しむこともありますよね。嫌いな自分になってしまうこともあると知りました。
自分でもそう感じていましたが周囲からそう言われると、ますますどう思われているのかが気になって仕方がないし、マネージャーとしてどう振る舞えばいいのかもわからなくなって持ち前の明るさなんか出そうとしても出せず、苦しかったです。
でもそれは、私が乗り越えなければいけない壁だったんだと思います。新しいことに取り組む時には、楽しいことだけではなく、時には苦しむこともありますよね。嫌いな自分になってしまうこともあると知りました。
一方で、マネージャーになったからこそ、大きく成長できたと感じています。課のメンバーの一人でもある、元上司の存在には特に励まされました。自分の部下が上司になるなんて最初は嫌だったろうと思うのですが、「マネージャーとはこういうものだ」ということを自ら動いて見せてくれたんです。それを真似ることで、徐々にマネージャーとして必要なことを学べたので、本当にありがたく思っています。
おかげで今ではメンバーたちと確固たる信頼関係を築けており、私は安心感をもって、自分らしさを出せるようになりました。マネージャーの私が率先して、弱さも含めた自分を見せることで、自らをさらけ出すことのハードルが下がり、メンバー同士の対話が促進されているようにも感じます。私が自分らしくいられるのはメンバーのおかげですね。
〇マネージャーになって得た、最も大きいものはなんでしょうか?
「チームで働くとはどういうことか」を考えられたこと。仕事って、一人で進めたほうが楽なこともたくさんあるじゃないですか。個人商店的に働くのも悪くはないと思うのですが、私の課ではその難しさを全員で超えてみようと思ったんです。チームで働いてうまくいくのかわからないけれど、チームがせっかくあるのだから、うまくいく方法を考えてみよう、と。
たとえば、ひとつの目標を立てたときに、プロセスをチームで考えるとか、その意見を合わせるとか、常にゴールに向けて声掛け合うとか。当たり前のようでいて大切な仕組みが、チームの良さなのかなと思います。
メンバーもそれぞれさまざまな事情を抱えながら働いています。かつて時短勤務で皆のサポートを受けていた私が、今となっては課の中で一番フレキシブルに動けるようになっています。年齢の差があることも、多様性の一種であり、組織の良さなんでしょうね。見ている景色が違うからこそ、互いに足りないものを補い合えます。チームでないとできないこと、チームだからできることが、たくさんあると思っています。そんな気付きや経験から得た学びも、チーム内で共有し開発にも活かせています。
④選ばれた名刺の色と、選んだ理由を教えてください!
ロイヤルブルーです。ロイヤルブルーの意味のひとつ「先見の明がある」という言葉を以前から大事にしていたので、迷わず選びました。
高校時代、「先を読め!」とバスケット部の顧問から口酸っぱく言われていたんです。バスケの上達に関してはもちろんのこと、人として大事なことについてはとても厳しい先生でした。「先を読め」というのは、常に先を見て、必要だと思うことを自分から率先してやりなさい、という意味。たとえば、掃除中に皆で箒を持つのではなく、その先のことを考えてちりとりやゴミ袋が必要になる、といったことですね。
私は部長だったので、顧問の言葉には人一倍気を付けていたこともあり、その頃から「先を読んで考えて行動する」という習慣がすっかり染みついてしまいました。
これからも、先を読む人でありたい。名刺の色はいつも目にするものなので、見るたびに「先見の明、忘れてない?」と自分自身で確認できるのがいいですね。
これからも、先を読む人でありたい。名刺の色はいつも目にするものなので、見るたびに「先見の明、忘れてない?」と自分自身で確認できるのがいいですね。
⑤プライベートではどのような過ごし方をされていますか?
最近特に凝っているのは、短時間だけ猛烈に走ること!子供や家の用事があるので長時間は難しいのですが、毎晩15分程度、家の近所をダッシュしています。すごくすっきりするし、痩せられるのでおすすめですよ(笑)。
家庭と仕事の両立は、短い時間の中でいかにして自分の時間をつくるかが肝ですが、コロナ禍になったことで、前よりも自分をきちんと整える時間を持てるようになったと感じています。
家庭と仕事の両立は、短い時間の中でいかにして自分の時間をつくるかが肝ですが、コロナ禍になったことで、前よりも自分をきちんと整える時間を持てるようになったと感じています。
いわゆるワンオペ育児で大変だったこともありましたが、仕事を続けてきて本当によかった。いろいろありましたが、育児期を乗り越えてよかったです。
上の子供はまもなく就職活動を始めるので、もうすぐ仕事の話もできるようになるんだな、と感慨深いです。子供たちの手が離れそうになってくると、自分の将来のことを考えるものですね。最近は、自分が50~60代になった時にどうしていたいかを考えることも増えてきました。一度しかない人生だから、やりたいと思うことはやっておきたいです。次は何をしようかな?と考えるのもまた楽しみの一つですね。
⑥今後のビジョンや目標があれば、ぜひお聞かせください!
娘が二人いるのですが、二人が働く頃には、復職後の仕事で苦労するとか、私と同じような悩みを持ってほしくないんです。悩むのなら、もっと違うことで悩んでほしい。当社こそ、そうなれるような社会を創れると思っています。今の仕事を通して働く大人を元気にしたいですね。働く大人を元気にすることで、多くの子供たちに「働くって楽しそうだな」と感じてもらえるようにしたい。
ある日の研修がきっかけで仕事を楽しくできるようになって、周囲のメンバーに良い影響を与え、その家族にも影響を与える。自分がつくる研修が、そんな良い連鎖を生み出すことができれば、とても嬉しいです。
個人的な目標としては、もっといろいろなことにチャレンジしてみたいので、自分らしさを活かして何かできることがあるのなら、会社以外のフィールドにも積極的に飛び込んでいきたいです。そこでまた、新たな人との関係を大事にしたい。新しいことへの冒険心を持ち続けていたいですね。その過程で、自分のビジョンに近づくことができるのではないかと考えています。
プロモーションイベントの企画運営、各種映像教材のナレーションを担当。
クラシック映画と某ポイントを貯めることが好き。「お菓子作りとか得意そうだね」とよく言われます。